本が活力
93歳の父
またまた最近しんどい
生きているのがしんどい、、と。
歳のせいだし仕方ないよ。
しんどい、と言いながら、
島崎藤村の東方の門が読みたいんだ。
市内の本屋さんまで車で連れて行ってくれないか、と言ってきた。
夏に一度、父を乗せて2人で行って来た時、私がしんどかったので、今回はお店に行かず、Amazonで本を購入することにした。
数日たって、あの注文取り消せないか?と。僕持ってたんだ、と。初版本らしい
赤表紙の古本だった。いつもの大きな拡大鏡を片手にベッドの上であぐらをかいて読んでいた。
Amazonで注文したのは、おそらく初版の次に発行されたもので本の体裁も違うからキャンセルせずに購入した。
藤村が亡くなる直前に書いた本らしい。
藤村の研究をしていた父。
何か思いがあって急に読みたくなったのかなぁ。
読書欲!
デイサービスも嫌がる父にとって唯一好きなことが読書。
読みたいのがあるなんてすごいと思った。最近まだ生きるのがしんどいと言ってる父に生きる気力を与える本になってほしい。
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